任天堂の岩田社長逝去

http://www.nintendo.co.jp/ir/pdf/2015/150713.pdf

任天堂に大きく貢献し、その根幹を担ってきた任天堂社長・岩田 聡 氏が2015年7月11日にご逝去されました。

岩田氏は2014年6月頃寄り胆管がんと診断され、手術と静養をされていましたが、同年10月には公の場に姿を表していたしました。

しかしながらその後は公の場に姿を表すことなく、この日となりました。

生前の社長としての手腕はその功績からも明らかで、任天堂の現在の体質を作り上げたと言っても過言ではない根幹をなす人でした。

岩田氏は高校時代よりプログラミングに興味を持ち、当時まだ珍しかったコンピュータを独学で学び、大学入学時にはマイコン(世界初のパーソナルコンピュータ:PET)を購入、プログラミングの才能を伸ばしていきました。

大学時代よりアルバイトとして入っていた「HAL研究所」を経て「任天堂」の社長となり、ゲームに対する情熱をあますところなく実現していきます。

岩田氏の根幹にあった考えは、「万人に受け入れられるゲーム」というもので、ゲームシステムの高度化・複雑化ではなく、コンセプトを全面に押し出したものでした。

その考えのもと生み出されたのが「NINTENDO DS」「Wii」でした。これらのゲーム機は直感的な操作が際立つ、他社製品とは大きく差別化されたゲーム性を生み出し、大ヒット商品となります。

現在の任天堂にあるゲームというものに対する知識・哲学は岩田氏が作り上げた日本の宝というべきものです。

岩田氏亡き今後も、任天堂を世界が誇るゲームメーカーとして、誇り高い精神で経営を行っていってほしいと思います。

この度は突然の訃報、誠に残念に思います。岩田氏のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

-レトロゲームヲタク スタッフ一同

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